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zoom RSS 宇宙戦艦ヤマト2199 第9話「時計仕掛けの虜囚」

<<   作成日時 : 2013/06/05 23:59   >>

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宇宙戦艦ヤマト2199 第9話「時計仕掛けの虜囚」

「おまえはなにものか?」

昭和ヤマトにも似たような話はあったような気がしますが、とりあえずは今回は、オリジナル回でした。
アナライザーとオルタナティブ・・略して「オルタ」との交流を、真田さんの読んでいた本(観測員9号の心)のストーリーと重ねる形で進みました。




シロシンタ=真田さんのHNですね。

ラジオステーション内で朗読された「観測員9号の心」



エンケラドゥスで捕獲した3体のガミロイド兵。
2体は修復不可能だったが、なんとか1体は修復に成功させていた。
それに主に携わっているのはアナライザー。

その修復に携わった事でわかったのは、地球人と敵が自分達と同じ文明を持ち、コミュニケーション可能な者たちだとわかった点。
だからこそ、今後どうなるのか?
コミュニケーションを取れるにも関わらず、最初の攻撃の際に地球からのコンタクトを無視したわけですかね〜(^^ゞ

同じ考え。そして同じルール・・・同じ土台で戦える2つの星の者たち。
これが、昭和ヤマトと変わっていなければ深く関わってくる・・・筈です。
そして、だからこそのあれだけの武器を所有し立ち向かってくるガミラス。
脅威ですよね。

でもま、イスカンダルからの交信とかそのまますぐ理解出来た時点で、視聴者側もある程度察しはついていたかな?(^^ゞ

でも、確か昭和ヤマトでは生きるにおいての根本的な違いが確かあった筈!
雪が身体を張って除去するシーンがありましたよね?・・・
でもま、それはもっとずっと先の話しという事で。


「ガミロイドに喋って貰うのさ」

その他の情報だが、残念ながら敵のメインフレームを通さないとデータは取り出せないようになっていた。
そこで頑張っているのがアナライザーというわけだ。

両手足はまだだが、修復したメインコンピューターを再起動させ、まずは自己紹介から始まり、いろいろな動物の名前や感情などをコミュニケーションを取る形で少しずつ通わせていく。
(オルタの声はノブちゃんでした)

まず行ったのは、オルタナティブでは長いと「オルタ」という名を与えた事。


その間も順調にワープを繰り返すヤマト。
そして暇が出来ればオルタのもとに通うアナライザー。

「OSが連携出来たんだから辞書データをそのままインポートしちゃいなさいよ!」

新見はそう提案するが、あくまでアナライザーは名前だけじゃダメなのだと。
物事の概念を理解させるには膨大なやり取りが必要なのだと。

もう、完全にオルタ育成計画ですね(^^ゞ


その新見は相変わらず人類移住地を探してため息をついていて・・・



ある時、オルタはヤマトと自分を接続し、ここで自分の語りかける声を聞く。
まるで、9号が出会った少女のように・・・

「昨日、女神に会いました」

この船の女神だとそして、「おまえはだれだ?」と問われたと。
しかし、アナライザーにはそれが誰だかわからずで。

「おまえはなにものか?」

あなたには答えられるか?とオルタに問われたアナライザーは・・・


ここから不思議な事が。
調査に出ていた篠原と山本が戻ってきた際の事。
オルタは再びアクセスをしていた。
すると、普段ならなんて事ない着艦作業で、よもや大事故に繋がる出来事が。
篠原のおかげで大事に至らなかったが。


「オル・・・タ・・・」

そして、サポートについていたアナライザーがその事故の直前オルタを感じたのだ。
そのせいで、一歩出遅れるという失態を犯した。

解析の結果、アナライザーがオルタと会話をしていた事。そのせいで対処に遅延がおきていた事が真田にすっかりバレバレのアナライザー


「ミスが続くようなら、おまえを初期化しなければならない」

自分の起こしたミス。さすがに適切な処置と言うしかなかった。
でも、それはすぐにという事ではなく、暫くオルタとの交信もこの部屋に入る事すら禁じられ様子見される事となった。
心残りな様子でオルタを見、出ていくアナライザー。


そしてお話の中の観測員がイブに会おうとしたように、オルタもまた女神を求めて、まだ取り付けられていない自分の足を自分で繋いで脱走してしまう。


「オルタに何者かと聞かれました」

エレベーターを待ちながら、そんな話をするアナライザー。

「なんと答えた?」
「ともだち・・・と」


そして、やはり気になるのがみんな同じ場所で振り返るシーンですね。
この先・・・開かずの間の幽霊が出るとされている場所に何かあるのか?


「メガミ ドコ?」

解析室から出る際、非常事態を知らせる音が鳴り響く。
オルタがいない事もすぐにバレ、オルタを追って保安部が。
必死に保安部から逃れ、女神を探すオルタ。

「オルタは自分が何者なのか知りたがっていました」

そして、女神に会えばわかる・・・そう思っているのでは?とアナライザー。
女神と言われても真田もピンとこない。
そんな真田に、ガミロイド兵についてもう1つわかった事があると言うアナライザー。



追い詰められ慌てて通風孔に入り込むオルタ。
その際、伊東は躊躇する事なく銃を撃つ。

通風孔から艦首に向かっているオルタ。
開かずの間・・・
そこにはイスカンダルまでの自動航法装置がある。絶対に行かせるなと命じる伊東。破壊許可も出す。

「テキ キョウフ ソンザイ メガミ」

しかし、上手くかわして装備室に入り込んでしまったオルタ。
しかも、中からロックしてしまい、解除には時間がかかる。
ここでやっと追い付いた真田とアナライザー。

「銃をおさめてください」

しかし、伊東は頭からオルタを敵と。

「無抵抗の捕虜を殺す気?」

ここで口をはさんだのは百合亜。
心があれば捕虜として扱うべきと。
しかし、自動人形に心などと鼻で笑う伊東。

「所詮、機械は機械だ」

だが、ここで真田は人間だってある種オートマタじゃないと言い切れるだろうか?とあくまでオルタ側発言をする。
そんな真田と伊東の睨み合い。

その間にもアナライザーがセキュリティを奪い返し、副長命令という事で伊東が引いた事から装備室へと入る一同。
しかし、この間にオルタは上へと。舌打ちする伊東。

「すみやかに、オルタの機能を停止させる事を進言します」

アナライザーのこの言葉を不思議がる伊東に真田は言う

「オルタは自殺するかもしれない」

敵に囲まれ、孤立した場合、自爆するようプログラミングされていたのだ。


「真田副長、まさかあなた、アレに心があると思っていませんか?」

オルタを追う為その場から去ろうとした真田にあくまでも突っかかる伊東。それに対し真田は・・・

「私には、君に心があるのかどうかすらわからない」

ただ、人間らしく振舞ってるだけかもしれない・・・と。

機械に心があると言い、人間である伊東には心があるのかわからない・・・
これは伊東に対してかなり痛烈な言葉ですね。


船外に出て自動航法装置に向かっているオルタ。
目的がわからない今、自動航法装置を守るため、沖田も破壊もやむを得ないと決断する。
そんなオルタの前に立ったのはアナライザーだった。
静かに、互いの距離を縮めていく。
そんな2体をジッと見守っている古代達。

アナライザーの方へと腕を伸ばしていくオルタ。
しかし、もう足は限界だった。その場で崩れ倒れていく。
伸ばされたオルタの手をギュッと握ったアナライザー。2体の間に・・・

「イヌ ネコ ソンザイ メガミ シ ト モ ダ チ」

それがオルタの最後の言葉だった。
そのまま完全に停止したオルタは再起動は不可能だった。
真田に命じられるままタスクレコードを回収するアナライザー。

そしてオルタの身体はそのまま宙を漂っていく


ブービートラップが発動した形跡はタスクレコードを解析した結果見られなかった。
という事はすなわち、船内に1人以上は味方がいるという認識だった。





イブの存在を知り、初めて「寂しい」という感情を持った観測員。
それはそのままイブ=オルタ 観測員=アナライザーに投影され、なんとも物悲しい展開に。

昭和ヤマトでのアナライザーというのは、時に機械らしく。だけど記憶に残っているのは雪にちょっかいだしたり、自己主張したりするやたらと人間っぽい奴で。
いったい、どっちよりの存在なんだろう?という立ち位置にありました。
けれど、今回のヤマトでは今のところ機械としての彼押しになっていて。なので、こういう形で交流の原点が描かれていく事になるとは。

一体に冷静な判断をさせ、片方には暴走させる対比。
一方で、昭和ヤマトでは四肢が義肢だった真田さんに、人間のふりをしてるだけにも見えると言われる伊東の存在。
この2つの対比は非常に興味深かったですし、伊東の危険人物っぷりが今回ますます色濃くなった気がします。

そして中原中也だけでなく、真田さんの枕元にあった萩原朔太郎の本が、専門書と共に並べられていた事実。
今回のはじまりが真田さんのリクエストから始まり、真田さんで終わる。
9話はアナライザーというキャラを確立させていく重要な話であったと共に、義肢の部分を変えていないとするならば、半分機械の身体である真田さんの気持ちを反映している興味深い内容になっていたんじゃないでしょうか。





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