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zoom RSS 新井サチさん新刊「青い風の吹く街で」

<<   作成日時 : 2013/08/01 00:33   >>

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新井サチ:原作
「【コミコミ特典ペーパー&出版社ペーパー付★】青い風の吹く街で」
白泉社



【送料無料】青い風の吹く街で [ 新井サチ ]

コミコミさんは売り切れ表示になっていたので、楽天ブックスさんも貼り付けておきます。


たどり着いた街で出会ったのは、なぜだか目の離せない年上のひと――

颯は引っ越してきた街の定食屋で、妻を亡くし娘と暮らす年上の絵本作家・青生に出会う。陽気なように見えて心に虚空を抱える青生に颯は次第に魅かれていくが…。

大切な人をなくした悲しみからの再生を描く感動ストーリー! その後の3人の暮らしを伝える描き下ろし付き。





本日コミコミさんから届いた分の中の一冊です。

前回の「背徳の指先」が短編集だったので、どちらかというと長編が読みたかった私にはグッドタイミング!



しかも、新井さんはものすごく絵が好き!という方ではないのに(ファンの方、スミマセンっ!)、何故か毎回買ってしまうのは、この方の切ない系がすごく好きだから。

私の中では久しぶりに当たりでした。



この2人が出会ったのは、ある老夫婦が経営している食堂。
開いている筈の店が閉まっちゃってるところに出くわした2人(颯と青生)

颯は越してきたばかりだが、今の引っ越し先を決めるきっかけになったのがこの店のオヤジ。
一方、青生は近くに住んでいてこの店でいつも食事を食べていたのだ。

なんと!夫婦揃ってぎっくり腰になってしまった!!Σ( ̄ロ ̄lll)
青生は困り果て。
颯は母子家庭だった上に、数年前に母親を失って以来兄弟を食べさせるためいろんなバイト経験があったりで料理が滅法上手かった。


なりゆきでその食堂を治るまでの間手伝ってあげる事に。


そのうち、青生が実は今は筆を折ってしまったが、元は画家だった事や。
一人娘(小4)がいるとか。
奥さんは事故でもう亡くなってしまったとか・・・少しずつ青生の事を知っていく。

未だに奥さんが心の中にしっかりと生きている事。
奥さんの「死」・・無くした悲しみをしっかりと涙を流していない事も。

父親が自分の小さい頃に蒸発し、家族はいたけど父親のいる家庭を味わっていない颯にとって、青生は最初は「父親とはこんなものなのかな〜?」という存在だった。

父親像と重ね合わせていただけだった筈なのに・・・


いつしか、胸がザワつき、チクリと痛み
それが恋心だと気付くのにあまり時間がかからなかった


そんなある日、青生の娘・咲がはしかにかかり。
気付けていなくてオロオロするばかりの青生の代わりに颯が自分の兄弟をみた時の経験で急いで病院に連れて行って事なきを得て。

妻に続いて娘まで失ってしまったらという思いで身体が動かなかったと告白する青生を見ていて思わず背中から抱きしめてしまい、そのままキスを!


その場は青生の激しい抵抗に遭い、とにかく告白だけして帰る颯だったが・・・



咲の退院に合わせ、亡くなった奥さんの郷里に青生父娘を強引に連れていく。
実は、画家の頃の青生は国内よりも外国で評価される人だった。
その絵が、奥さんの故郷に展覧会が開かれていて、この展覧会の為に絵が里帰りしていたのだ。
そして着いた日が最終日だったーーー

咲は自分の知らない父親の絵をたくさん見て大興奮。
その中には当然ーーー


実は、青生の奥さんは咲ちゃんが生まれた際に描いた「いのち」「きぼう」「ひかり」の三部作をどうしても実家の画廊に運びたいと運んでいる時に事故に遭って亡くなってしまったのだ。

その三部作も展示されていて、それが見たくてここまでやってきたのだ。

颯はその展示スペースに青生を導く。
その絵を見て、ようやく、今まで泣く事が出来なかった青生は今までずっと溜めこんできた涙を流す事が出来た・・・



その後、青生が颯の思いを受け止めて。
これはちょっと人を選ぶかもですが、リバ展開もあり。
咲にはチューしてるトコを目撃されて・・・
(咲ちゃん的には颯に片思いしていたのでかなりショックだったでしょう/笑)

そのまま咲ちゃんのWパパとして落ち着くわけですが。



とにかく8,9年描きたいと温め続けてきた作品という事で。
とても読んでいてキューンとなってしまいました。

ノーマル男同士がとか
片方に子供がいてとか

そういうパターンは今までも何度か読んでいますが、
さして大きな展開みたいなものはありません。
それでも着実に密接な関係を作り上げていった上に自分の気持ちに気付いて。

青生も最初は本当に知り合いの兄ちゃんくらいの付き合いから告白されて。拒絶ではないけど最初は受け入れられなくて・・・
でも、自分の事を「好きだ」と言ってくれてここまでしてくれた颯。
辞めていた絵筆を再び取るきっかけを作ってくれた颯の思いを受け入れて。

でも、決して颯は亡くなった奥さんに嫉妬するとかじゃなく、絵を書く青生の周りにはその奥さんも含めたみんながいる。
なんかしみじみ、しっとり、ホロリ。その先に読んでる私たちも思わず微笑んでしまう何かを感じてすっごくよかったです。


893もマフィアも、修羅場もない、ある意味淡々としたストーリー。
出て来る人みんなイイ人たちばかりで。
出来過ぎじゃない?と感じる人もいるかもしれませんが、最近、こんな感じのがとても好きになってきました。


かきおろしは6年後の彼ら。

咲ちゃんも高校生となり、家に彼氏を連れてきた。
どこか颯似の彼氏くん。

4人で一緒にご飯食べて。
礼儀正しい彼氏くんを2人共気に入ったみたいで和気あいあい。

一方、彼氏くんもWパパのイチャイチャシーンを見て顔を赤らめても、咲ちゃんからある程度話を聞いていたみたいで別に驚かないし・・・


新しい風もイイ感じみたいです(^^)




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