薄桜鬼 黎明録 第12話(最終話)「大いなる黎明」

薄桜鬼 黎明録 第12話(最終話)「大いなる黎明」


「生きろ」




隊士が増えた事を理由に、屋敷を変えて貰えないかと芹沢に交渉する近藤。
発案者は土方と山南。それを聞いた芹沢は全てを理解したようにニヤリと笑い了承する。

近藤が帰ると、龍之介に酒を運ばせるが、また発作が起きてしまう。
病気だと知っている龍之介は心配するが芹沢は聞く耳を持たず・・・

「これ以上その話をすれば貴様の舌を引っこ抜くぞ!」

近藤たちに話をして養生する事を勧める龍之介にそう凄む芹沢
しかし、龍之介からするとまるで死にたいかのような芹沢の行動が理解出来ない。

「今の貴様ではわかるまい。生き死になど問題ではないのだ」

そう言って突き飛ばすと酒を飲み続けたーーー



文久3年9月15日

夜、明日決行すると土方が口を開く。
会津藩の命である為、近藤も腹をくくっていた。
その場には平助と新八の姿はない。

「みんな、頼んだぞ!」

土方の言葉に一同頷く


翌16日
芹沢は土方たちから歓待を受けたと島原まで龍之介に共を言いつける。

一見、楽しげな宴会。
何も知らないのは平助、新八、龍之介だけ
外は、雨が降り出した


「そろそろ頓所に帰らせて貰うぞ」

芹沢の言葉に土方と沖田、山南が続く。
しかし、龍之介はなぜか一緒に帰ろうとするのを芹沢に止められ、その場に留まる事に。



「ここにはもう来るなと言った筈だが」

頓所に戻ると、そこにはお梅の姿が。

「うちは、アンタと一緒にいたいんどす」

芹沢から渡された金を返し、そう願うお梅
彼女の強い決意を感じ取った芹沢は、彼女に、今夜、土方たちが自分を殺しに来るだろう事を話し巻き添えにならないうちにここを出るよう再度促す。

「一緒に死なせて下さい」
「馬鹿な女だ」

もうアンタしかいないとまっすぐ自分を見るお梅に芹沢はもう何も言わなかった。



芹沢の部屋の灯りが消えた。
宴会には参加していない原田が見張っている。
そして、また別の場所から見ていた土方、井上、沖田

「寝入るのを待つ」




「ダメだ!」

引き上げようと腰を上げた龍之介と平助、新八を止める斉藤と、何も言わず黙って座っている近藤の様子から嫌な予感を覚えた3人。

「芹沢さんを殺すのか?」

この3人に知らせなかったのは土方の判断だった
自分たちに話して貰えなかった事に激高する新八
しかし、芹沢の事が心配な龍之介は雨の中を飛び出していく。
それを追う2人と、3人を追いかける斉藤

必死に追いつき、龍之介を止める平助。その背後にすごい形相で走っていく新八を追いかける斉藤の姿が。

「俺を信用出来ないってのか!」
「今後も同士として戦い続ける為。なにより、アンタを生かすためだ」

それでも納得できない新八はとうとう斉藤に刃を抜く。
斉藤も続いて刀を抜く。
それを見て平助がオロオロしている隙をついて龍之介は頓所に向かって走り出す。斉藤に命じられ必死に止めるべく追いかける平助。

「アイツを死なせたくなければ止めろ!」

残った新八との一騎打ち
しかし、これは斉藤の峰打ちで呆気なく決着がついた
何を思おうが言われようが、新八を生かす為にはこうするしかなかった

「くっそぉぉぉー!」

そう叫びながら倒れる新八




時がきたーーー

井上が外で待機。
土方、山南、沖田が屋敷に侵入し、芹沢の部屋へ。

そこで3人が見たものは・・・血の滴る刀を握った芹沢と、お梅の死骸。
芹沢としては、どうせなら自分の手で殺してやりたかったんでしょうね。

「ようやく来たか。遅かったな」

そんな芹沢にまっすぐ刀を向ける土方


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「新選組のために死んでもらう」

新選組の為ならどんな罪でもかぶって、地獄の鬼にでもなってやる!と言う土方の言葉に楽しそうな表情になった芹沢は刀を振り下ろす。



屋敷に戻った龍之介は、門の所にいる原田に気が付き、塀から中へ入る。
すぐ後から戻ってきた平助から龍之介が既に中に入って行った事を知る原田。

今度は井上に阻まれる龍之介。
それでも必死に抵抗し、芹沢を呼ぶ龍之介

「その人は病気なんだ!」

しかし、土方が返した言葉は

「だからどうした?俺たちはもう、後には引けねえんだよっ!」

土方の一振りで腕を斬り付けられた芹沢

「馬鹿犬、手間をかけさせる」

そう呟いたと思うと、懐から若変水を取り出し飲んでしまった!
髪が白くなり、目は赤く光る。
しかし、羅殺となった芹沢を容易に止める事は不可能。

芹沢は龍之介に近付き、首を締め上げた
助けようとした原田を簡単にふっ飛ばし、沖田をも吹っ飛ばす。

「なんでこんな事になるんだよ?」

しかし、龍之介の問いには答えずただこう告げる

「生きろ、犬」

懸命に生きれば貴様にもわかる日が来ると言うその顔は優しげに見える
遠くに放り投げられた龍之介は、涙を流しながらその場をかけ去っていく。


「どうした、土方。俺を越えるんじゃなかったのか?
まだ本物の鬼にはなれんな」


芹沢の刀を受け止めた土方

「なれるかどうかじゃねえや、なるんだよ!俺は覚悟を決めたんだ!」

2人の激しい斬り合いに沖田と山南が加勢する
沖田の刃を腕で受け止めた一瞬の隙をついて土方の刀が芹沢の身体を貫く。


serizawa

「それでいい。よくやった」

土方にそれだけ言うと、芹沢は息絶える
しかし、これで終わったわけではなかった。
逃走した龍之介を探して始末しなくてはならない。

今日の街中を探し回る平助たち
しかし、大橋のところで最悪な人物が龍之介を見つけてしまった

沖田

「よりによって僕に見つかるなんて 残念だったね」

震える手で抜いた刀もアッサリと飛ばされ川に落ちてしまった

「俺を・・・殺す・・のか?」

突き付けられる刃
龍之介は土を投げつけ、隙をついて走り出すが簡単に足を傷付けられ動けなくなってしまう。

「俺は生きる!生きなきゃいけないんだ!!」

芹沢の遺言を守るため、沖田を目の前にしても生きる意志を失わない龍之介。

「君、変わったね。そこまで本気で生きたいって思うようになったんだ。
だったら、自分の運を信じてみれば?」


刀を向け迫って来た筈の沖田は、そのまま川へと龍之介を突き落とす。

「さよなら、井吹くん」

そして沖田の報告で、この雨で増水している川に落ちたからには生きてはいないだろうと土方や近藤も判断する。

「土方君、君はまだ鬼になりきれてませんね」

山南は納得できていないようだったが、一応それで了承する。

「これからは鬼の副長になってやるさ」

そして山南は、新見が研究していた変若水は自分が引き継いで研究を続けると告げる。
危険でも幕命だからと。
そして、既に羅殺になってしまった者たちは、分隊『新撰組』として使っていく事に。




龍之介がどうなったか心配そうな平助に、アイツは身体が頑丈だから大丈夫と声をかける原田。
そして原田の予想どおりあの濁流の中を生き伸びた龍之介。
長かった髪をバッサリと切り旅に出る

新選組も芹沢の葬儀を済ませ、前へと進み始める

そして小鈴もまた故郷へと戻って行った


そしてその頃ーーー千鶴が消息のわからなくなった父の行方を求め京へと旅立とうとしていた。

そんな千鶴とすれ違う龍之介

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空を見上げながら、芹沢が最後に言った言葉を思い出す龍之介

「俺は生きてるよ、芹沢さん。
生きていればいつかアンタ達の思いがわかるのかもしれない そうだろ?」







序盤でゲームを放置してしまったために、流れがわからないまま見続けてしまいました。
そのせいで、いつになったらヒロイン・龍之介は動き出すのだろう?と思ってましたが、あくまで彼は侍としてではなく、新選組を後世に語り継ぐ者として生かされたのだな・・・と思い至りました。

彼はかなり深い部分まで知りつつも唯一生き伸びた者として彼らの真の姿をどこかで語り継いでいてくれていると思いたいですね。


そして、口ではいろいろ言いつつも、まだまだ理想論しか述べられていなかった土方に愛の鞭を振るいまくってた芹沢。
確かに、彼の言動は相当なものだったし。行いだけ見ているとかなりの危険人物にしか映りませんでした。
でも、土方が言い返せない適切な物言い。最後の方でお梅に見せた弱い部分。そしてあれだけ罵っていた筈の龍之介と土方に掛けた言葉と表情。
ただの暴君ではなかった人だというところまできっちり見せてくれたところに深みを感じた作品でした。


絵は相変わらず綺麗で動きも良く。キャストは申し分なし。
本来は龍之介と小鈴の間に何かあったのでしょうが、今回はその辺はスッパリカットして、千鶴が出会った頃の新選組が出来上がっていく所までを丁寧に描かれていたと思います。

結局は先を知っているお話なので、山南さんの想いやらいろいろ思うと心がギュッとなってしまいますが、ストーリーがきっちり出来上がっているものをスタッフの愛できっちりとしたアニメに作り上げられていた。そんな印象でした。



ここまでお読み頂きありがとうございました。
これにて終了です。





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